好き好きだよ大好きだ。山本もオレのこと好きだって言ってくれるけど多分オレの方がずっとずっと大好きだ。だから今日も山本とエッチする。毎日でもしたいけど山本は野球の練習とか試合とかで忙しいし疲れてるから、そんなに多くはできない。あ、昨日もしたけど。
「……ぁっ、はぁ、」
「ツナっ……!」
オレは山本の上に跨がって、アナルにチンポを受け入れていた。山本のチンポは大きくて最初は入るかなって思ったけど、大好きな山本のチンポだからどうしても入れて欲しくて一人で拡張とかもした。そしたら今じゃ、チンポを入れて貰ってガンガン突いて貰ったら女の子みたいにアンアン声が出てしまうようになった。セックス中の山本は優しく、時々激しくオレを責め立てる。そうするとオレは何がなんだか分からなくて、下半身から下がドロドロに溶け出してしまったんじゃないかって感じになる。きもちいいきもちいいきもちいい。
「山本……」
険しい顔をしていた山本が顔をあげる。オレはアナルに力を入れてキュッと締め上げた。山本は辛そうに顔を歪める。
「今日の昼間の子は?」
見たんだよ。山本がまたラブレター貰ってる所。可愛い女の子。眉間に皺を寄せたまま黙っていた山本はいつもみたいに調子よく笑った。
「……っはは、何言ってんだよツナ、オレはツナが好きだって言ってんじゃん」
山本はオレの手を取って恋人繋ぎをしてきた。ああやまもとやまもとやまもと、やっぱりオレ君が大好きだよ。
繋がったまま体勢を入れ替えられる。山本が上。山本はオレの腰を掴んでガンガン腰を打ち付ける。ぱちゅんぱちゅんと肌同士がぶつかる音。
「ぁっ、やまもとぉ、きもちいいよぉ……!」
「ツナっ、オレも……」
ぐちゅんぐちゅんぐちゅんとアナルにチンポが出入りする。オレはすごいきもちよくて睾丸がきゅうってなり始めた。山本のチンポもピクピクし出した。
「あ、イきそ……」
「く、っ……!」
先にイったのは山本で、ニ、三回大きく腰を振ると奥のほうに射精してくれた。オレの体内で、山本のチンポから精液がぴゅっぴゅって出てるのが分かる。それを感じてオレもイった。
山本が俺を抱き締める。野球が得意な逞しい腕。顔をじーっと見てると「何?」と笑われた。かっこいいなと思って見てたんだよ。背も高いし女の子にモテるのも当然だよね。でもその辺の知らない女の子よりオレの方がもっとずっと山本のこと大好きだ。オレにないものを持ってる山本が大好きだ。山本がオレのものでいてくれるからオレは満たされる。山本がいないと物足りないんだ。
オレは悲しかった。山本はカッコいいからモテる。しかも優しい。言い寄ってくる女の子にだって例外じゃない。オレは嫌だった。山本が誰かに取られるのが嫌だった。誰かに取られるくらいなら山本がオレのものであるうちに殺してしまおうかなんて変なことも考えたりした。
今日もオレは山本に跨がって、アナルにチンポを受け入れていた。逞しい首筋が目に入る。衝動的にその首に手をかけて絞め上げた。ぐぐぐっと指に力を入れる。夢中だった。山本が苦しそうに顔を歪める。手が伸びてきてオレの手首を掴む。そこでやっと我に返った。パッと手を離して慌てる。山本はひゅっと空気を吸い込んで、その勢いに咳き込んだ。
「あ……ご、ゴメン!オレ……」
慌てるオレを他所に山本は力なく笑って、オレの手を再度自分の首へあてがった。
「いいよ……首、絞めて」
それからオレたちは首絞めプレイに没頭するようになった。危なくないギリギリまで力を込めて絞め上げる。山本の顔が苦痛に歪む。オレの中のチンポがピクピクってなる。オレはチンポがピクピクってなるのが嬉しくて喜んで絞めた。山本は首を絞められながら騎乗位でセックスしているとすぐにイってしまう。そのくらいきもちいいらしい。山本にきもちよくなって貰えるのが嬉しい。だってオレとのセックスが病み付きになったら、山本は他の女の子のところへ行ったりなんかしないだろ?
オレに首を絞められた山本が苦しそうにするのが好きだった。オレに命を握られてる山本。そのこともオレを興奮させる要素として十分だった。山本のチンポがピクピクってなってビクビクしながら精液を吐き出すのを感じると、オレもすぐイってしまった。
ある夜のことだった。オレはなぜか衝動的に山本がものすごく愛しくなって、どうにかなると思うくらい愛しくなった。だから隣で寝ていた山本の首を、延長コードで締め上げた。山本がぐうとうめいて、豆電球のオレンジの灯りの下、端整な顔が歪む。オレは手の力を緩めて山本の様子を伺う。激しく咳き込んだ山本はうっすら目を開けてオレを視界に捉えると、うっすら笑いながら言った。
「オレを殺したいんなら、苦しいから途中で緩めたらダメだぜ」
その後、オレは夢中になって山本の首を絞め続けた。そういえば男って死ぬ間際に一瞬勃起するらしいよ、最後まで子孫を残そうとするみたいに。本当かな?好き好きだよ、大好きだよ山本。
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